eeyes アップデート情報(Ver1.11B)
意思伝達装置eeyesおよびeeyesMiniをVer1.11Bにバージョンアップ致しました。 主な改善点は以下の通りとなります。
(★)はeeyesのみの改修となります。
■全体の機能強化と改善
〇現在時刻、現在日付の入力
日記やメモを残す場合、現在の日付や時刻を入力する場面がありますが、新設した現在時刻、現在日付を入力できるパネルを用いる事で簡単に入力が可能となります。これらパネルは文字盤編集機能から、ご利用する文字盤に追加する事が可能です。
〇発声履歴の削除
発生履歴が削除可能となりました。残したくない発声履歴がある場合は個別に削除頂けます。
■Windows操作に関する強化と改善(★)
〇Windows操作のかな文字盤
これまでWindows操作で文字の入力を行う場合、ローマ字入力を用いてましたが、かな文字入力が多い方は、文字盤編集画面にて「Windows操作画面_かな入力優先」の文字盤を指定する事で、より少ないステップで入力できるよう改善しました。
〇Windows操作のスクロール設定
視線入力時のスクロール方法に関する設定として、スクロール方向を指定し自動でスクロールする方法と、スクロールする方向のパネルを見る事により、スクロールする方法が選べるようになりました。スクロールする方向のパネルを見る方法を選んだ場合、スクロールスピードの上限を指定することにより、だんだん早くスクロールするため、よりスピーディにブラウジングがお楽しみ頂けます。
〇Windows操作での固定文字列入力
Windows操作でWEBサイトのユーザ名などが簡単に入力できるよう、文字盤編集画面で固定文字列を入力するパネルの追加や設定が可能となりました。ブラウザをクロームで利用する場合LINEの拡張機能が利用できますが、ログイン情報がより簡単に入力頂けます。
■設定に関する改善
〇時間に関する設定の見直し
これまで「設定1が3秒」など、間接的に時間を指定していましたが、より設定を分かり易くなるよう、秒数を直接設定するよう改善しました。
〇時間に関する設定範囲の見直し
時間に関する設定について、下限や上限を大きく広げる事により、ゆっくりご利用したい方にも、スピーディにご利用された方にも、適した設定に調整ができるよう改善しました。
■監視機能の強化
・何等かの理由でイイアイズがハングアップしてご利用ができない状況を検知した場合に、自動で復旧する監視機能を追加しました。
・アイトラッカーのソフトウェアが正常に動作しておらず視線情報を取得できない場合、表示と警告音を鳴動させる監視機能を追加しました(★)
■その他の改善
・キャリブレーションを行う際の画面遷移を廃止することにより、キャリブレーション開始までの安定性向上と、必要時間を短縮しました(★)
・「休憩マークを表示するまでの時間」に関する初期設定を0にしました。これにより「目を閉じて休憩する機能」は初期状態でOFFとなります(★)
・緊急パネルを選択した場合の呼び出し音の止め方がわかり難いとのご指摘から、同パネルのキャプションを「鳴らす/止める」に変更しました。
・視線関連のショートカットキー(GやCキー)の実行時にユーザがアイトラッカーに居ない状態で実行するというシチュエーションに対応するため、ユーザが前にいるかを確認するチェック処理を廃止しました(★)
・メールアドレスを登録する際に、キーボードを利用できるよう改善しました(★)
・起動時からマウスで操作したいという方向けに、介護者モードで起動する設定を追加しました。
・画像閲覧画面で画像の向きが間違っている場合、画像を90度づつ回転させる機能を追加しました。
以上、よろしくお願いいたします。